デジタルコードレスのゾーン設計について>>続き

デジタルコードレスを導入する時、基地局(アンテナ)と子機(コードレス電話機)の間で電波が到達する領域を確定させるため作業をゾーン設計と言います。
今回は、実際のゾーン設計を行なうためのやり方について述べます。

この設計を怠りますと使用したいエリアでのコードレスの使用ができなくなる恐れがありますので良く理解して実機などで現地調査をすることが大切なポイントです。

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コードレス子機と基地局例


図面上でのゾーン設計
お客様の要望するサービスエリアを確保するためには、電波の届かない場所を極力少なくした基地局配置を行う必要があります。

まず、図面上で基地局を設置すべき場所を探して、ゾーン設計を行ないます。
図面上でのゾーン設計をする際には、下記の資料と情報が必要です。
・要求するサービスエリア
・フロアー平面図

図面上で基地局の配置を行い、基地局を設置しようとするところを中心として電波飛距離を半径とした円をコンパスで描きます。
電波の飛距離の目安は、一般的なオフィスフロアで約50m程度です。

電波の届く距離は、見通しの良いところでは100m程度になりますが、その距離は建物の構造、基地局が設置される周囲環境により異なります。

壁や天井のような電波をさえぎるものにより、電波飛距離は大きく左右されます。
下記のものは電波を減衰させる要員となります。
・金属製の遮蔽物:エレーベータ、防火トビラ、シャッター、ロッカー、スチールパーテーション等)
・柱、壁、床、天井
・熱線反射ガラス(ガラスに内部に線が入っている)

基地局の設置場所
実際には、後で述べる電波測定の結果で設置場所を決めます。
推奨できる基地局の設置場所は下記の通りです。
・見通しの良い所
・周囲の遮蔽物を避けられる高いところ
・壁面
・近くに金属物、ダクト等のないところ

電波測定
図面上のゾーン設計だけでは、正確な電波状況が得られないので、実際にデモ機を使用して電波測定を行うことにより、電波状況の確認ができます。

子機のトランシーバーモードを使用することにより、電波測定を行います。
その際、基地局予定場所を明記した平面図、建物の状況、要求されるエリアなどを確認します。

子機を2台用意して、トランシーバーモードにして通話をするか、電波数値モードにして1台を基地局設置予定場所で固定状態にして、もう1台で要求されるエリアを移動しながら通話状況や数値を確認します。

エラーや通話不能になった場合は、基地局設置場所の変更や増設などを考慮することになります。


 

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2006年08月19日

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